ダイエット効果は実は相撲取り体

 ダイエットで朝食を抜き出社、仕事帰りにはジムで汗を流し、帰宅してから夕食、そして睡眠…世のOLさんに多く見られそうな生活スタイルだが、実はここに太るメカニズムが実に3つも隠されているのだ。該当する人は要注意。一体どこが間違っているのだろうか。
 
 このことについて、ダイエットをする多くの女性をサポートしているダイエットコーチの内藤優生さんはこう語る。「1日2食にすると食事と食事の間隔が長くなり、より空腹になります。

 そして空腹時は身体への栄養吸収率が高まることは事実なのです。運動をしておなかを空かせてから食べるというのは、実はお相撲さんが太るためにする方法!危険です!ダイエットをするなら、ものすごくおなかが空いた時は低カロリー食材のものを選んで食べることが必須ですよ」とアドバイスしている。
 
 ダイエットを成功させるためには、自身のライフスタイルを見直す必要がある。太っている原因には脂肪細胞の数など遺伝的要素もあるが、正しいダイエットによって確実に体重やスタイルをコントロールすることができるからだ。自分が太っている原因はなにか。どこに太る原因があるのか。

 それをきちんと把握し、改善しようと努めることがダイエットの第一歩である。しかし、現代人のライフスタイルはじつに多種多彩。人によっては容易に変えられない生活習慣もある。

 例えば「1日3回、規則正しい食事をする」こと。これは健康的な食生活として理想とされているが、働く女性の中には実践できない多忙な人も多いはずだ。

 内藤さんは、1日2食という食生活については「1日2食、また1食でも健康でスリムな身体を保っている人はたくさんいらっしゃいます。だから1日2食の生活習慣は、必ず太るとは言えません」としている。

 ただし、1日2食の人は、朝食を抜いて夕食をしっかりと食べる傾向にあるのもまた事実。ダイエットをするなら、なるべく朝食に重きを置きたいところ。

 というのも、食べるという行為は活動に備えて行なうのが望ましく、一日の活動の終わりに人間はそれほどのエネルギーを必要としないからだ。

 ということは、”食べてすぐ寝る”ということは言うまでもなく太る原因に。やはり、たとえ1日2食の食生活を続けるにしても、健康的に美しく痩せるためには正しいダイエット知識を身につけ、ライフスタイル全般を見直す必要がある。

ライブドア・ニュース - 2007年3月6日