ダイエット
ダイエットで情報処理システムの設計・開発を手掛けるノバシステム(大阪市北区)は28日、大相撲の武蔵川部屋(東京都荒川区)と共同で、ファン対象の体験イベント「SUMOダイエット」を武蔵川部屋大阪宿舎(大阪府東大阪市)で開催した。参加者は「四股(しこ)」や「鉄砲」など相撲の基本動作をアレンジした「ダイエットエクササイズ(反復運動)」で汗を流した。
イベントには、ノバシステムが運営・管理する武蔵川部屋のファンクラブサイト「ChanChan(ちゃんちゃん)」に応募した約300人から抽選で選ばれた13人が参加。11日から始まる大相撲春場所を前に、熱気あふれる力士の朝のけいこを見学した後に、ノバシステムと武蔵川部屋の専属トレーナーが考案したSUMOダイエットを試した。
エクササイズ前のストレッチ運動は相撲の「そんきょ」。ひざを開いて深く曲げ、上体をまっすぐにする姿勢は、「トレーニング効果を高めるとともに腰痛予防にも効果がある」(日本相撲協会の山分親方)と説明した。
引き続き、参加者は四股踏みに挑戦。これは「ヒップアップ効果」が期待できるとあって、とくに女性参加者が真剣に取り組む姿がみられた。この後二の腕の引き締め効果がある鉄砲などを取り入れた動きを実践。約10分のエクササイズで心地よい汗を流した。
大阪府松原市から参加した20代の女性は「実際にやってみると難しかったが、毎日続ければダイエット効果がありそう」と興奮気味に語った。
その後、参加者にはちゃんこ鍋が振る舞われ、力士と一緒に舌鼓を打った。同イベントは1日にも行われる。
SUMOダイエットは現役力士と触れあうことで新しいファンを開拓し、相撲界の活性化につなげることを狙いに昨年3月、大阪・春場所前に初開催した。これまでに東京、名古屋、福岡の本場所前などにも実施しており、今回が9回目。
ノバシステムは、こうしたイベントを通じて運営・管理するする武蔵川部屋ファンクラブサイトへのアクセス増を図り、ホームページ制作の受注へとつなげたい考えだ。(香西広豊)
フジサンケイ ビジネスアイ - 2007年2月28日