ダイエット情報番組「発掘!あるある大事典II」の捏造(ねつぞう)問題で、関西テレビが総務省近畿総合通信局に提出した社内調査結果による報告書の詳細が15日、分かった。
社内調査の結果としてまとめているのは9件で、うち「納豆のダイエット効果」については捏造を認め、孫請けの制作会社「アジト」が行っていたと報告している。「みそ汁ダイエット」はコメント上の誤りがあったとした。
報告書の詳細は、同通信局の武内信博局長が定例会見で明らかにした。報告書は9件のうち「レモンでダイエット」「わさびで若返る」など5件を「捏造とは言えないのではないか」と説明。
「顔やせの科学」は報告直前に発覚したため調査中で、「小豆で頭が活性化」は当時の資料がなく、調査は困難とした。
会見で武内局長は「状況分析や再発防止策も不十分だった」と28日までに再調査結果の報告を同社に求めた理由を説明し、今後の関西テレビへの対応は、再調査の結果を見て判断する考えを示した。
中日新聞 - 2007/2/16